ポエム
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タッサと三毛猫
忙しい間に君が居る。君だね、君だねと、思ったら、心細い時に君は強い。同窓会はまだかな?


二十代の頃、あたしは自分をニューヨーカーだと思っていた。
だから、人がこっちを向かないのを不思議に思っていた。何かの影が煌めいて恋は廃って、今に来ている。未練から成仏を目指しているときに何事か。
詩など、知らなかったし、太宰治をかじっては電車で片手で本を巻いて、頬杖で読み、それがナチュラリズムだと思い誇った。ドラえもん描いていたでしょ?あたしは退屈で嫌だったの。君が来る前ルルー様やアルル、ドラコをノート一杯に拡げてたんだけど、無くしちゃった。こころは何処だろうね。二十代のあたしは、自分自身が詩であり、街の詩となり、且つピンクの口紅をつけ、何かを壊してやろうと考えてた。ニューヨーカーだと思っていた。風景になり緊張感を持たせることに勤めようとした。初めて目でみた美に憧れながら心を燃やした。街の真面目さを横目にしながら落胆して。心は小心で、本当は恥ずかしかった。自己矛盾が沢山あって。フランス映画を無数に観ながら、いつの間にかそのくせのある突起された美意識に、自分は日本人なんだ、と、わかって心の引っ越しをした。その後無数に花はあるのだと知って、仮に廃れる何かならそれも亦ポエジーなんだとわかって。−だから、破滅的な事に対して何よりも命を大切にする。
あたし達、先ず病んでる。
新作のニューバランスとヴィトンで、凄く落ち着いたの。こころはここにあっても、険しいのに、君には全然届かない気がする。死の為ではなく。若しくは死の為ではないように懸命する故に。
19/03/28 05:04更新 / 淤白

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