ポエム
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大好きだったあの子
小さな頃 大好きだったあの子

私が考えたこともない

面白いことをたくさん言う子

班がたまたま一緒になって

なんとなく波長が合って

私はその子が好きになった

昼休み みんな外で遊ぶ中

私はその子とミッケを読んで

授業中には筆談をして

給食のときは笑わせ合った

ずっとこんな日々が続けばいい

って思ってた



いつも通りの昼休み

いつも明るかったその子は不意に

静かに空を見て私に言った

「そういえば今日、お父さんの命日じゃん」

私は言葉が出なくなる

私の困った表情に

その子はいつもの明るさに戻った

私もいつも通りにその子と話した



まもなくその子は不登校になった

それから私は1度もその子と会ってない

けれど、私は今もその子の夢を見る

決まっていつもその子は静かに空を見る

私は夢でも言葉に詰まる

目が覚めて私は何度も考える

あのとき、なんて言えばよかっただろう

答えはずっと見つからない
19/06/25 13:17更新 / 空雲上

■作者メッセージ
後悔した思い出は、幸せだった思い出よりも深く頭に残りますよね。

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