ポエム
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無感情
この部屋に、どれだけいただろうか?
この部屋の物は、全てが白黒である。

瓶にある、花は、輝きを無くし、鼠色のジュータンは、埃を舞い上げる。
窓の外を見ても、それはフィルターであり、また、世界は白黒である。

蒸し暑い、この部屋に、苛立ちは覚えず、けれども、流れる汗もない。

ささくれた、木製の机で、指を怪我したとしても、赤色は見られないだろう。

また、少しずつ狭くなる部屋であるが、焦りはなく、ただ、淡々と、時を感じるだけである。

椅子に座ってはいるが、目はうつろで、どこも見ていない。

夜になれば、全てが闇に包まれるが、月明かりは、入らず、しかし眠れない夜を過ごすのである。
けれど、決して朝日を求めることはなく、かといって夜の闇も恐れることもないであろう。

ゆっくりと窓の方を向いた。。
19/07/22 21:25更新 /

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