ポエム
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あなたの理想がギルティだったというのなら
スパンコール輝いて
月の背中は
真っ暗らしい、
毒蛾さえそこにはいないらしいな。

ほんとのことはわからないがな、

スコルピオンの毒針を
罪として呑み込んだ世迷い言。
『この国を亡ぼそうとするな』
白く輝く街灯のしたのベンチに座りな、

ほんとのことはわからないがな、

亡国の徒としての
アイツの儚さが邪魔だったのではない、
苦しんでいたのだ。まる三日間眠れない
陰鬱なプレッシャー、キライ、かな?

ほんとのことはわからないかな?


神よ、


あなたの理想がギルティだったというのなら
わたしの心の中心の惨めな愚かさゆえに
空気みたいな正しいあなたを
信じられなかったこと、だけ、罪、かもな。

ほんとのことはわからない、な、

夜空に輝く星々がまるで
飛び散るブラッディメアリのような
凍えた悲しみを飲み干しているのなら
月の背中を抱きかかえても夜になれないのなら

神よ、

ほんとのことはわからない、のだろうな

神よ、

ほんとうに。

あゝ、ほんとのことはわからない、の、かもな。


19/08/19 07:25更新 / 花澤悠

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