ポエム
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描きおわりかけの絵を破れ
電話の向こうでささやくような
小さな声が辛そうで、
ごめんなさいね、
起こしちゃった?って
君は聞くけど、
いいよ、嫌な夢みて、起きるのと同じさ。

えっと、
今日は雨みたいだね。
それも、楽しみだね、って
君はえへへと笑うけど、
なんだかとってもがんばってない?

ふたりとも、ひとりで生きている、
花は咲き、蝶は舞い、鳥達は歌っている、
そんな美しい世界に生きている。

ハハハ、
僕と君は出会って、ふたりが、恋に堕ちあい、
慰めあって、笑いあって、憎しみあって、
……、そのまま、まさか、さ。

ハハハ。

あさって覚えていたら
僕たちふたりの
一目惚れ、アニバーサリー、だよね。

もう少し、
ふたりがどちらかを信じられたら、
こんなおわりはこなかったのかな?

君のにがお絵が描きかけのまま、
ホワイトボードに磁石でとめてある。

あさってまでには、整理をおえて
ビリビリに破り捨ててしまうためかな。

ハハ……。

ちょっと、なんでこんなことになるくらいなら、
出会わなければ良かったって、
僕は思えないのだろう?

未来を、あ、間違えた、
未練を再発見した
馬鹿野郎、アニバーサリー、さ。深夜。
どんな?

語呂もわるいままだけどね。
ヘタでも、自称でも、詩人のくせに。さ。


ハハハ、
なにもかも、ダメダメだね?

ああ。
ホントだね、
早く台風きてよ。
この街を、洗い流し直してよ。
って、いけないこと、
思ってしまう。

ハハ、


ダメ、さ。
ダメを自覚したって、
したって同じさ。ダメダメだね?





19/07/22 22:14更新 / 花澤悠

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