ポエム
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名も無き花
私は知らなかった

ひとつの花に唇を寄せれば、
こんなにも胸が締め付けられることを

たった今まで
この花は、根と繋がり、地と繋がり
見ず知らずの深い縁と繋がっていた

でも、その繋がりのなかに
私はいなかった


人は誰しも
なにかを捨てなければ
何かに出会えない


ポキリ、と鳴って離された縁

でもあなたがいる限り
それは確かに存在する

捨てられたものはなんだったか
捨てたものはなんだったか

それはおとぎ話に変えましょう


新しい縁を抱きしめて

あなたと出会えた
名も無き花
19/12/06 13:58更新 / なさか


■作者メッセージ
だから、その新しい緑が、色あせてしまいそうなことが悲しいの

養分を吸っているのは、迷惑をかけているのは、私なのに

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