ポエム
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願い (映画ソラニン より)
生温いお湯に浸かって
揺蕩う刻を一人眺めた

分かってはいるけども
でもなんとなく捨て切れずに
ズタボロのギターケース抱えた
二階の角部屋

僕は知ってる、知ってる
ティッシュで拭いたってメガネのレンズは綺麗にならない
ということ
なぁ君も同じだろうか

息潜めてひしめきあって
隣には妥協が居座ってる

分かってはいるけども
でもどうにかなるかもしれないし
ここにあらずの夢
終わらない追いかけっこ

僕は知ってる、知ってる
明かりに透かしても箱の中身は見えない
ということ
なぁ君も同じだろうか

正しい方法で
正しい呼吸をして
曇った目の前で揺れる“あれ”を掴もう
正しい在り方で
正しい大人である時に
ここから上がって冷めた体を温めよう

なぁ僕はただ
青い空が好きなだけなんだ

なぁ君はただ
生きたかっただけなんだ

知ってる、知ってる、

20/01/26 17:31更新 / 紫陽

談話室


■作者メッセージ
映画「ソラニン」を観て

やりたいことがあったはずで大学に行ったり就職したのに、どこにいったのだろう。
大人になるってこういうことだったの、
だったらなんてつまらない世界なんだ。
とか思うけどここで生きるしかないんだよなぁ。。

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