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今日の60秒
4日ほど。話ができなかったキミに会えた。
今朝、偶然にも、2人で歩けた。
一緒に約1分。…
偶然が、僕を幸せにしたのはほんの刹那で
あとは、1分程しかないであろう…
君との会話に僕は頭を回転させる。
キミが笑うには…
キミの一日の始まりがいい感じになるには…
そして
僕を少しでも見てもらうには。…

と、作り慣れた
「余裕のあるような笑顔」で
…当たり障りのない
キミも少しばかり微笑むような会話で
偶然の1分を過ごす。…

僕は1分間…
いかにも、普通っぽく
いかにも、大人っぽく
いかにも、余裕があるかのように
話をする。

……逃げているのだ。

キミに嫌われるのは恐いから。
キミに…ずっと会いたかった気持ちは隠して
キミと…ずっと話したかった気持ちは言わず
キミと…もっと一緒にいたい顔もせず

偶然の1分を過ごしてしまった。

幸せだと、この1分は天に感謝もするし
ダメな奴だと、この1分の自分を蔑む。

…この60秒を
…あの60秒を
…本当は。
キミに全力で伝える時間にしたかった。


俺みたいな中年男だってそう思うんだぜ。






19/04/22 19:27更新 / かなめ

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