ポエム
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ねぇ、教えてくれ。お願いします
翼、翼、翼。

いつ終わったの、わたしたち
自然消滅って、
そんなの、ありか?

夜になればいつも
貴女の部屋へ行けば
優しい気持ちになれた

さみしい世界の片隅にあった
まるで暖かいお風呂のような部屋だった
いつもいつも
こびりついた血を洗い流して
心を綺麗にしてくれた

いつまでもふたりは
甘い香りのするあの部屋で
愛し合うんだと思っていた

それからふと気づくと
梅雨入りだった

だれがそんなの決めたのか知らないけど

雨も降ってないのに
梅雨入りって言ってた

空梅雨に
からの愛情ぶら下げて
ひとり途方に暮れていた

だって
一度だって貴女から
もういい、もういらないとか
聞いたことないし、
逆に会えば昔みたいじゃないけど
ちょっと辛そうにだけど
笑ってくれてたものね

ほら、
落ち込んでるときの貴女って
そんな表情してたじゃない?

だから
なにかあったのかなぁとは
思ってたけど

まさかのまさか。

わたしが鬱陶しくなっていたなんて
まるで気づかなかったわ

言葉はないんだ
ただわたしが会えなくなるんだ
そんな翼、
貴女を見るのは耐えられないんだ

翼、翼、翼。

なんどよんでももうわたしの胸には
帰って来てくれないのですか?

なんかこんなの
振られ気分の自己憐憫みたいで
嫌なんですけどね

翼、翼、翼。

って、もう最後にします、
貴女に会うのも。

でも、
貴女のこと忘れるのは
もうすこしだけ
先にしててもいいですか?



19/06/10 22:51更新 / 花澤悠

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