ポエム
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果実
舌に溶けるような快楽を
手にしてはまた口に含んで
静かに己を舞い上がらせているのさ
赤い月は僕を照らす

社会を忘れて 友達をも捨てて
辿り着いたのは果実の宝庫
ほんの僅かな金貨で
僕は狂った狼になれる
ああ何も止めないでくれ
早くあの粉を浴びたい

思い返しても
何一つ恵まれていなかった人生
終焉を知らない負の連鎖に
もう耐え切れなくなったよ

叫べ
狂え
走れ
誰もいない部屋で僕は
荒れては燃えまくるよ
火を点けてしまえ 愚かな運命なんて
今はただ快楽に走っていたい

果実は弾けた
19/06/08 14:09更新 / ホワイトカイト

■作者メッセージ
とある男性のとあるお話。

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