ポエム
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チャネリング
有刺鉄線が張り巡らされている
アンテナはその真ん中だ
時間はゲル状の生き物のように漂う
小刻みに震える指先からは
電波が流れ
透明に向かって走り
輪郭が浮かび上がる
唇の動きと同時に現れる
ミ、ズ、ク、ラ、ゲ
ならばここは海なのか
時間は濡れている
眼差しに水が浸入したのだ
存在は濡れている
感電死する一個体だからだ
やがて波がぼくらを砂浜に打ち上げ
夜が明けるとき
ミズクラゲは溶けてなくなっているだろう
焼死体は指差している
真ん中であることをやめて
ただ一点に向かって
18/11/11 13:38更新 / あおきがはら

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