ポエム
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今日も陽が登り、朝は始まる

けたたましく、又は騒々しく世界は動く

酷く眠い

兎にも角にも、眠いのだ

我は蛋白質であり、金属ではない

稲妻を躰に走り巡らせた訳でも無い

躰が、動かないのだ

然れど心臓は鼓動する

腹は養分を求めていく

眠れ。という信号を、然も機械のように指令として傳える脳

やめて欲しい

嘘ではない 真実である

証明は出来ない

酷く、どうでもいい

我は生に於ける一切の代償を求めていない

然し、頑なに躰は其れを必要を欲する

やめてくれ

我は生きる糧を得たくもないのだ

眠るため必要な場所も要らないのだ

可能であれば、生まれたままの姿で居たいのだ

何も欲していない いないが、生せいに有り付こうとするこの命は巌として其れ等を欲する

其れを拒絶することは何を意味するか

変わり果てた自分を見てどう思うか

骨と皮だけの人は、人と呼べるか

我は何も望まない

我は何も喰らいたくはない

毛布も要らぬ

場所も要らぬ

陽は又も没んでゆく

柿の実は熟れる

今更齧る宛も無く、のうのうと未だ死ねぬ

総てを棄てようと想うたが否、一つだけここで嘆きを溢す

我は何も欲せぬ

我は生を享受せぬ

だからこの酷く歪に鈍く輝く黄昏の下で

広大な自然の中で私を永遠に眠らせて
18/08/02 06:44更新 / カフカ

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