季節は足早に

僕の前を通り過ぎていく

それを呆然と見送るだけの僕は

まるで周回遅れのランナー

道行く人は誰も

見向きもせず僕を追い越していく

季節の中にうずもれた僕は

ただのよれよれの通りすがり

みんなの心の中に

僕はもう存在しないんだね

みんなの想い出の中に

僕はもう住んでいないんだね